金沢大学附属中学校

附属中3年の平均点は泉丘高合格レベルです。

当たり前のことですが、附属に入学したから頭が良くなるわけでなく、成績のよい子は（県外の私立の超難関高に進学するような地頭のとびぬけて良い子は除いて）みな小学校から血のにじむような努力をして、その点数が成り立っています。
勉強しない子は小学校の時点でもう落ちこぼれます。
だから出来ない子と出来ない子がはっきりと分かれたうえでのその平均点です。

親自身が学力に自信があり（附属高出身とか泉丘高出身とか難関大卒とか）、かつ我が子の6歳や11歳での学力に相当自信のある人以外は入学させない方が無難です。公立中学でそこそこいい成績をとっていた方が、みんなからも褒められるし幸せだと思います。

附属で90点をとっていても特別褒めてはくれません。（逆に90点を切ったら叱られたりします）

そして、先生は公立校の先生と何ら変わりはありません。
でも、補習とかサポートは一切なく自学のみです。

普通の星稜よりまし

中学は「トップクラスの進学校」ではありません。県内の公立中学と何ら変わりません。ただ少し他校より偏差値の高い高校に進学する人数が多いかな？という程度です。しかし生徒の親御さんの思いは違うようです。学校の成績がいくら悪くても「（金大）附属の中学だからで他校だったら上位の成績」と勘違いをしている方が非常に多いようです。金沢錦丘中学開校1回目の入試で10人ほどの生徒が受験しました。が、合格者は0人。その際親御さんたちは「附属で特別な教育を受けてきたから落とされた」と仰ってました。トップクラスの進学校であるというならわざわざ受験しないとも思うのですが……。高校進学先も公立中学同様で、先生方も石川県採用の公立の先生ですし移動もありますし、地元の住まいに近い公立中学校と教育、指導においての違いはないと思います。

よく勘違いされていますが国立中学は進学校ではありません。国立の実験校です。よって成績がいい生徒を合格させるとは限りません。ここが難点です。金沢には中学で進学校は存在しませんから、塾へ通って中学受験となると附属しかないんですが、のきなみ熟で優秀だった生徒は落とされ、逆になんでこの生徒が?という生徒が合格します。満遍なく成績の良い生徒、中位の生徒を取るようです。決して成績順で合格を決めていません。成績のいい生徒は高校から入学します。だから中学で落ちても高校から入学してください。