海陽中等教育学校

6年間過ごした実感として、様々な面で環境としてはとても整っているように感じた。
学業面や人間形成に関しては他の方も書いてくださっている通り、親の目が行き届かない分本人次第であると感じる。

人間形成や教育と完全に切り離してあくまで割り切った考え方をすると、他の中高と比較して目立つ点は就職活動で大きなアドバンテージを得ることが可能であるという点である。

基本的に毎年、JR東海やトヨタ、デンソー等の中部圏の大企業のみならず、大林組や東京海上日動火災保険などからも若手社員がFMとして派遣され、そして彼らの大部分が人事/総務部からの派遣である。いわば中学生のうちから様々な企業の人事と「コネ」を持つことが可能である。

FMとして派遣された若手社員は、生徒が大学卒業する頃（4-5年後）はある程度の中堅社員であり、お世話になったFMが採用担当者であった場合も珍しくない。そして海陽から離れた後も社会人からの目線として様々な相談に応じてくれる。その実私も就職活動において当時のFMと会い、様々な相談をさせて頂いた。

私の海陽の同期には官僚や自衛官、医学部生、ロースクール在籍者なども存在するため、サラリーマンが全てでは無い事は承知の上で、ドライに考えるならば海陽では毎年3人×6年間で最低18社との繋がりを持つことが可能である。

大学卒業後を考えると海陽は先の見えない不景気において悪くはない選択なのではないだろうか。

息子が在学しています。中学受験の勉強がなかなかうまくいかず、なんとか入試IIで合格できた学校でした。いくつか口コミである内容で、親として感じていることを書きます。

①特待性と一般性の学力差
親としても、実際にものすごく感じます。しかし、寮（ハウス）生活を通して、学力の低い私の息子はすごく刺激を受けています。成績も当初最下位から数番上くらいでしたが、今は過半数を超えるまで上がってきました。（とある1科目を除けば特待生の見える20番台まで上がってきました。）ハウスで超優秀な友人から教えてもらえるというのはある意味メリットかもしれません。

②寮生活について
つらいこともあるようです。企業から派遣されてくる20歳台の若い「フロアマスター」の存在は頼もしいようです。食事については、生魚が出ないとか、牛肉がなかなか出ないとか、文句は言っていますが、ハウス毎にバーベキューやったり、たこ焼きパーティーやったり、なんだかんだで「楽しい」と言っています。帰寮した際には、寿司や牛肉を食べさせるようにして対応しています。

③規則がコロコロ変わることについて。
開校まだ十数年で、試行錯誤している感は感じます。ルール（校則）について生徒会を通して掛け合ったりしているようです。
よくも悪くも、新しい学校だから、かわるのはしょうがないと思っています。また、（詳細はわからないですが）ハウス毎にもルールの違いはあるようで、生徒とハウスマスター（寮長）との話し合いなどで決まっていくようでした。

④退学する生徒について
詳細はご家族でないとわかりませんし、実際聞いたわけでもないですので、はっきりとしたことは言えません。ここ数年の事で言うと、コロナの影響は大きいと思います。ハウスでの制限が約2年続いていますので、その影響で辞められた方もいるかなと想像しています。

私も、こどもの学校を決める前に口コミをたくさん見ましたが、決していいことばかり書かれていませんでした。実際子供を入学させて、こどもなりの不満はあるようですが、（学力がなかなか追いついていない中で入学させて）勉強でもハウスでも刺激を受け、いい青年に育っていますので、親としてはとても満足しています。
コロナの影響で親同士のつながりが減ってしまいましたが、海陽の事を大好きな親御さんは多く、お子さんが卒業しても親同士の交流もあります。
ネットではよくない部分が拡散しがちですが、もっと良い部分が伝わればいいなと思います。

自殺者が居るなどの誹謗中傷を僕は許せません。
もし本当にいるのだとしてもそのようなことを書き込むのは良くない。そのようなことを書き込むのは本当にいじめを受けていない限り負け犬だ。

この海陽中に行ったことがない限り地獄だとか言わないで欲しい。

企業などの出前授業がありとてもいいです。

心ない、外部の方の、誹謗中傷が多く残念です。
学園で日々切磋琢磨しているのは、学生自身です。
もしも入学をお考えの方でこちらをご覧いただけたのでしたら、文化祭行事や体験入学をぜひ活用して、ご自分の目で確認していただきたく、参考になるかは分かりませんが書かせていただきます。
教諭陣は、学習面、生活面、本当に親身に相談に乗ってくださる方ばかりです。子供たちの前にたちはだかる壁をただ単に取り除くのではなく、壁を乗り越えるための術を、自身が身につけるための話し合いを常に心がけてくださり、いつもいつも助けてくださります。
まだ私の息子は前期生ですが、学園に伺うと5年生が中心となり生徒主体で学園行事を盛り上げ、先輩方は目がキラキラしています。受験生になる頃には優しい落ち着いた眼差しで後輩達に的確なアドバイスをくださり、導いてくださり、また皆が同じ方向を向き『全員で受験を1年間乗り越えていこう』という雰囲気を感じます。
何より、卒業生や、企業からのフロアマスターが、学園を去ってからも尚、足を運んでくださり助言くださるという日常が、この学校の『学び』の素晴らしさを表していると思うのです。
誰かと比べて、他校と比べてどうこうではなく、己の成長のための6年間です。実際に全寮制という環境で、生活して楽しく活き活きとし、仲間の喜びを喜びと感じ、悲しみを悲しみと感じる何者にもかえがたい、かけがえのない仲間を得ているのは、生徒自身なのです。

いわゆる進学校と受験勉強などで単純に比較することができないのですが、良い習慣が身についている子供にとっては、大きな世界を見せてくれる学校です。

あまり良くないかもしれないけど実はいい学校なのかもしれない⁉️

入試に関しては特給がずば抜けて高い。それ以外は普通。
卒業実績の東大や京大、旧帝大医学部などは特給生と特待生が占めるイメージ。だが、一般生でも成績が顕著に良い場合は奨学金が付加される場合がある。なお私もその一人である。現在は学校改革を実行しているが、あまり目立った実績は得られていない。現在のハウス（寮）編成は我々の代のような先輩とではなく同学年と生活することになっているそうだ。一方で勉強面に関しては、授業の時間割編成を選択制にしている。ただ、選択の仕方によっては授業が夜10時まで伸びたり、６年になって授業を選択しなくなる生徒も実際にいる。外出面では改革前は中学生の外出が基本的に禁止されていたものの、今では自由にできるそうだ。夜間学習は真面目に取り組む生徒と、取り組まない生徒に二極化される。現在ではフロアマスターの監視が減って取り組まない生徒が増えているようだ。
総じて言うならば、我々の代から比べて制度がだいぶ緩くなっているように感じる。しっかりと情報を調べてから入学することをお勧めする。

この学校に入りたいと思っている家庭にとっては、入試のチャンスが多く、門戸か広く開かれていると思う。

「特別給費生」での受験は、学費免除などの優遇があり、倍率も凄いし偏差値も凄い。この試験での入学者少数は、一般入学者とは偏差値など別次元。

その他の「入試Ⅰ」「入試Ⅱ」など複数受験が可能。

しかも、今年度の「入試Ⅱ」は受験者が少なく、当日受験したのが150人で そのうち138人合格。入学希望者は「入試Ⅱ」までチャレンジすれば合格の可能性が高まります。

全寮制のため、全国各地で入試を行っており、広い人脈に恵まれそう。

百聞は一見にしかず まずは入学を。
ただ万が一の道も具体的に考えておくと良い

海陽学園特別給費生偏差値は75はあります。
関西では灘中より狭き門といわれます。
全寮制に賛否両論ありますが、我が家は寂しさを除けば素晴らしい学校だと大変満足しています。
まだ新しい学校ですが、建学の精神に進学率は自ずとついてくると考えます。

偏差値的には　一般生徒が60 特別給費生が75ぐらいで、　かなり差があります。

この学校には行ってみないとわからない楽しさがあると思う